ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

再び逢うまでの遠い約束

MUSICA (ムジカ) 2009年 04月号 [雑誌]

MUSICA (ムジカ) 2009年 04月号 [雑誌]

最初に『そんなことがあったのか!? 吉井和哉』という予告が出されてから
気がかりだった「MUSICA」が届いた。
案じていたような『衝撃の告白、実はこうだった。』というものではなくて
安堵した。
割合さらっと、「昨年、何度かまた一緒にやってみようかみたいな話もあった」
「飲み屋でたまたま会って話す内容から、もっとちゃんと4人で待ち合わせて
話し合う時もあったりもした」
「けれど話がぐだぐだしちゃったし・・・
『もう俺は俺の音を鳴〜らそ』って思った」
そんな事があったのか。
そんなんだったら、本当にやらなくて良かった!
ファンそれぞれがTHE YELLOW MONKEYに対しての想いを抱いているだろうけれど、
私は、いつか4人のベクトルがばっちりピッタリ合わさった時に
何が何でも遣らずにはいられないというような衝動を抑え切れずに
また凄い音を出してくれたなら、と願っているから。
折角吉井和哉が、『過去に別れを告げた』と仰っているところに
悪いけれど私は、THE YELLOW MONKEYをまだまだ過去に出来ない。
好きなんです!
昨日スペースシャワーTVの「VOLTスペシャル」で、
吉井画伯が「VOLT」の曲達をイメージに描いた10枚の水彩画と共に
アルバム「VOLT」から少しづつ曲を紹介していた。
私は、中でも「ウォーキングマン」に惹きつけられた。
この「MUSICA」の中で、吉井和哉
『“ウォーキングマン”は「SICKS」の7曲目じゃね?』と思った発言を
していて『「VOLT」初回盤に入っている武道館DVDを、「VOLT」を
聴いた後に見れば選曲の理由もわかるだろう。ある意味葬式だなぁみたいな』と
語っている。
だから「吉井城ホール」と「吉井和哉武道館」のステージ上の皆の姿は、
黒一色だったのか。
これを読む前は、『「VOLT」発売前の大切な時期なのに
わざわざ言わなくたって良いじゃないか』と反発する気持ちを持っていたけれど、
今読んでおいて良かった。
吉井和哉の覚悟も理解したし、吉井和哉が何を目指そうとしているのかも
私なりに理解できたように思うし、やっと「VOLT」をまっさらな状態で
受け止める準備が出来たのだと思う。

こういう事を思っていた時にアンテナで届いた渋谷陽一氏の最新ブログには、
(1998年)12月26日武道館THE YELLOW MONKEYのバックステージパスが映っていた。
『10年振りくらいに着たジャケットから』出て来るだなんてねえ。
『大げさに言えば、その時当たり前だと思って時間も時を経ると、
いかにかけがいのないものであったのかに気付く。』ですって。
泣かせるんじゃないやい(^_^;)