ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

6/19吉井和哉 『TOUR2009 宇宙一周旅行』びわ湖ホール

吉井和哉 『TOUR2009 宇宙一周旅行』、限定ライブ「さんじとおまつ」、
そして追加公演ZEPPツアーの中で、私が唯一参加出来るライブだった。
ZEPPツアーは日程の兼ね合いがどうしてもつかずに申し込みを見送り、
限定ライブ当選を祈り続けていたけれど落選で、
正直びわ湖ライブ前夜は、自分でも想像以上に落ち込んでいた。
それでもBBSで教えて下さった吉田秀雄さんの
「琵琶湖ホール限定Tシャツ」の話題に元気を貰って、
遠路はるばる琵琶湖に駆けつけて本当に良かった。
吉井和哉YOSHII LOVINSON含む)のライブに通うようになって、
3本の指に入るぐらいのライブだったと思う。
「39108」の福岡初日・・・
これは、セットリストも吉井和哉のパフォーマンスも
華やかで煌びやかで楽しいライブだった。
「2005年6月4日新潟フェイズ初日」・・・
待ちに待った吉井和哉ソロ(YOSHII LOVINSON)ライブステージが
初披露された日の興奮と衝撃。
そして昨日びわ湖ホール大ホールでの『TOUR2009 宇宙一周旅行』
ライブ、もしかしたらこのライブが一番に来るのじゃないかと思う。
私にとっては唯一体験出来る機会だから、
思い入れが大きいという要素があるのかとも思う。
けれどそれだけじゃない大きなパワーがあったと思う。
とても見易いホールだった。
そして宗さんが作りだして下さる音、それに応えて響き渡るホールの力、
滋賀・京都・大阪・近畿地方はゆうに及ばず全国から駆け付けた
ファンの思い、にんにく注射で気合い充分に望んだ吉井和哉の意気込み、
吉井和哉をサポートするメンバー達、
全てが合わさって作り上げたライブの力に圧倒された。
大仰なステージセットはない。
白いマネキンが二体。
スクリーンは、要所要所に映し出される割合シンプルな映像だ。
けれど「ノーパン」が奏でられ始めるや否や
吉井和哉が発する凄まじいオーラが会場全体を掌握していくのを感じた。
「フロリダ」
ノリの良い曲で楽しい。
けれどライブ後に友人とも話したけれど、
この曲がもうちょっと中盤で観客の温度があったまった頃に出て来たなら
もっともっと盛り上がったかも知れない。
ちょっと勿体ないなあという気もした。
「Biri」
「HOLD ME TIGHT」の流れが気持ち良い。
MCを挟んで「ウォーキングマン」。
「VOLT」発売当時から大好きな曲だったけれど、
ライブで更にゾクゾクするぐらい格好良い曲に為っていた。
「ヘヴンリー」吉井和哉は、歌が上手くなったなあ
という事を感じていた。
そして「ピカチュウ」を弄りつつの「20GO」。
アブナイ感じが非常に良い。
久しぶりに演奏された「MUDDY WATER」が楽しい。
バーニーを紫のロープで縛り、マッサージ機で弄ぶ吉井のSっぷりに
大いに笑わせて貰った。
それにしてもあの「たて笛」はどういう意味があるのだろう。
謎なおひとだ。
続いてイントロが響き始めた「ROCK STAR」は、本当に自然で、
いつもだったら「THE YELLOW MONKEYの曲!これを演っちゃうのか!?」
とか何とか余計な事を考えてしまうのだけれど、今回はそんな事を
思うこと無く、無条件で身体が反応して、ただただ踊り出していた。
THE YELLOW MONKEYだと盛り上がるんじゃないか〜』等と
ちょっとぼやいてみせていたけれど、
吉井和哉自身もう「THE YELLOW MONKEY」曲もソロ曲も
自分の身体のうちに取り込んでいるのじゃないのかな。
LIVE終了後に振り返って、しみじみとその事が嬉しく思った。
「SNOW」沁みた。
「シュレッダー」凄味が増していた。
「ONE DAY」・・・「VOLT」発売時は、ちょっと
“愛想むない曲だ”などと思っていたのだけれど、何度も聴くうちに、
そしてLIVEで演じられる場を体感して、
この曲の大きさを改めて感じた。
期待していた「恋の花(オリジナル ver.)」は、
想像以上の威力だった。
言葉もメロディも刺さる刺さる。
後半のエモーショナルなうねりに身体が震えた。
「ルビー」艶っぽい、まさしく「ロビン!」と呼びたくなるような
吉井和哉だった。ウェーブの掛った金髪に赤いシャツ姿は、
97年当時の「両性具有」っぽさが色濃い妖艶さが匂い立つようで、
ときめいた。
「TALI」は、改めて良い曲だ。この曲の力も大きいよね。
「トブヨウニ」この曲が好きだ。発売から何年か経って
今また更にこの曲の説得力が増したように思う。
ビルマニア」力強い。
アンコール1曲目の「PHOENIX」・・・
この曲のイントロが鳴り出した瞬間壊れた。
新潟フェイズ初日のあの熱狂と興奮が蘇るのだ。
「WEEKENDER」気持ち良い。
「Shine and Eternity」幸せのパワーが会場全体を
包み込んでいくのが本当に心地良くて堪らない。
淳悟さんの紹介「スーパーブロッコリー」がツボだった。
「またチャンダラ」
“無事地球に帰還出来て良かったなあ”とホッとさせてくれるような
癒しの曲だ。終わって仕舞うのが淋しくて一生懸命拍手し続けて
いたら、もう一度ステージに帰って来てくれた。
願っていたあの「ES-355」を抱えて。
「琵琶湖ホテル紅葉」とやらの演歌調のCM曲を何度も何度も
繰り返してテレ隠ししている姿が非常に可愛ゆかった(笑)
ようやく奏で始めたのは、「JAM」。
終わった後でやっと気付いたけれど、
私が「生JAM」を聴いたのは、2004年12月26日東京ドームで
最後に演奏されたあの「JAM」以来だった。
「39108武道館」最終日のはTVで見ていたのだった。
あの頃に比べたら、吉井和哉のギターは格段に上手く為った。
相当練習を積んだのだろう。
そしてこの「ES-355」は惚れ惚れする位に良い音を奏でていた。
もっともっとギターを愛してあげて下さい。
ギターはきっとあなたの愛に応えてくれます。

本当に凄く良いライブだった。
特に吉田佳史さんのドラムが良かった。
今までの日本人ドラマーの中では、一番好きかも。
顔弾きを魅せてくれるバーニーもぴょんぴょん跳ねるジュリアンも
きっちり締めてくれる淳悟さんも繊細な音を出してくれる鶴谷さんも
みんな良かった。
気に為っていたコーラス隊でノリの良い動きをしてくれる健さん
静かなSNOWさんも良かった。
これから最終日「代々木」まで、まだまだどんどん進歩して
行くのだろうね。
そして追加ZEPP公演のラストでは、
どれだけ凄いところまで到達しているのだろうか。
この目で見られないことが残念だけれど、
どうぞ最後までお身体気を付けて頑張って下さい。
応援してます!


6/19 びわ湖ホール セットリスト
1 ノーパン
2 フロリダ
3 Biri
4 HOLD ME TIGHT
5 ウォーキングマン
6 ヘヴンリー
7 20 GO
8 魔法使いジェニー
9 MUDDY WATER
10 ROCK STAR
11 SNOW
12 シュレッダー
13 ONE DAY

14 恋の花(オリジナル ver.)
15 ルビー
16 TALI
17 トブヨウニ
18 ビルマニア

アンコール1
19 PHOENIX
20 WEEKENDER
21 Shine and Eternity
(メンバー紹介)
22 またチャンダラ

アンコール2
  琵琶湖温泉ホテル紅葉 CMソング
びわこおん〜せ〜ん ホテルこ〜よ〜”結構上手かった♪http://www.youtube.com/watch?v=3ZinR3-tFA4
23 JAM