ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

In changing time's four seasons I'm crying

7月12日吉井和哉TOUR2009 宇宙一周旅行 代々木第一体育館
吉井和哉は、ツアーファイナルのアンコール最後の曲、
「またチャンダラ」の後に、『宇宙旅行はこれで終わりです。』
『これはおまけです。『気持ちを切り替えて。』と断りを入れた後で、
『もう一曲やります。』と言ってあの曲を演ったそうだ。
この宇宙一周旅行ツアーの中では、宮崎や琵琶湖や松山などでも
アコースティックバージョンで歌っていた「JAM」を
この日は、バンドバージョンで演奏したのだという。
観て来られた方が『嬉しくて嬉しくてしかたなくてって感じ』
だったと仰っていた。
沢山の方々のライブレポを読ませていただいたけれど、
「JAM」を歌う吉井さんは、本当に気持ち良さそうに
幸せそうだったらしい。
驚いた。
「2006年12月28日武道館」の映像や
宇宙一周旅行びわ湖公演では実際に、この目で
ギター弾き語りで「JAM」を歌う吉井和哉を目にしていたけれど、
吉井和哉は、当分バンドとしてはこの曲を鳴らさないのじゃないかと
勝手に思っていた。
『「JAM」をバンドバージョンで演奏した』と聞いて、
「遂に吉井和哉は、そこまで来たんだ!」と感慨深かった。
今現在の吉井和哉の望むバンドの音を手に出来たんだね。
昨年の吉井城ホールと吉井武道館でエマさんを迎えて、
「天国旅行」「シュレッダー」を演り切って、けじめをつけて、
「VOLT」という快心の作を作り上げて、「宇宙一周旅行」ツアーで
1ヵ月あまりでLIVEを積み上げて、
で、最終日に心から満足のいく華を咲かせられたのだろう。
その場で体感出来なかった事は、とても残念だけれど、
いつかまた「JAMバンドバ―ション」に出会える日も来るだろう。
何故か「FOURSEASONS」の
“In changing time's four seasons I'm crying”の
メロディーを思い浮かべている。
壊さなきゃ始められなかったんだよね。
“新しい予感新しい時代…”
“美しい希望の季節を”
近づいているのだろうね。
新しい美しい季節をドキドキ待つ気持ちと裏腹に
通り過ぎていく景色が名残り惜しくて、切なくて、
堪らない気持ちになる。
私は、「曲は、歌われてこそ。演奏されてこそ。」と
思っているので、THE YELLOW MONKEYの曲を
封印して欲しくない。
でも身体に馴染んだあの4人のメンバー+三国さんのあの音
ではない、新しい姿に触れる時、戸惑って仕舞うのだろうなあ。
代々木最終日には、カメラが沢山入っていて、
『DVD化』予定らしいけれど、是非「JAM」も収録して欲しい。
聴かせて欲しい。
きっと吉井和哉の“美しい希望の季節”を信じられると思うから。