ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

「brainchild's」

brainchild’s

brainchild’s

待ちに待ったbrainchild'sの1st ALBUM「brainchild's」を手にした。

「brainchild's」
1. cardioid
2. The Cage
3. Love Letter
4. 球地 〜dual issues〜
5. I'm Staying
6. there
7. 愛の種
8. 手の平
9. END ROLL
10. カサブタ


ギタリストである菊地英昭“EMMA”さんが
10曲中5曲も歌っているということで
発表された当初は、本当に驚いて、
申し訳ないけれど少し心配だったりもしたのだけれど、
3rdシングル「cardioid」を聴いて、それが想像以上に
エマさんのサウンドと歌にヤられて仕舞ったものだから、
アルバムを丸ごと体感する日が楽しみで仕方なかった。
1曲目「cardioid」
散りばめられているガットギターの響きが格好イイ!
エマさんの歌声とギターが、初めは穏やかに優しく、
それが次第に熱を帯び力強く響いて来るのに痺れた。
4曲目「球地」
冒頭のガットギターに惹き付けられた。
エレキサウンドに切り替わる時、ゾクッと震えた!
5曲目「I'm Staying」
エマさんがファルセットの高音部と低音部とを
歌っていることに驚いた。
メロディーが本当に奇麗で、
儚げな歌声が見事に嵌っている。
8曲目「手の平」
タイトルを目にした時から気に為っていた曲だった。
期待以上だった。
何故か懐かしいメロディーに
妖しく心掻き立てられるようなギターの響き。
“紅いダイヤモンド
 美しいわけだもん
 蒼いダイヤモンド
 儚いわけだもん

 蒼い雨 午後には止む
 解き放たれ輝き続けよ”
いつのまにか口づさんでいる。良い!
9曲目「END ROLL」
ロック・ジェットによれば、
『いつでも作詞をしてくれるんです。
それで、言えばすぐに歌詞を持って来てくれる。』
という「Ghost Lighter」と表記されている
『ゴースト・ライターという作詞家が。』
いらっしゃるのだそうだ。
鹿島さん曰く、どうやら私達も良く知っている人物らしい。
あの人以外思い浮かばないけれど♪
螢汰さんとのデュエット曲だ。
凄く面白いと思った。
10曲目「カサブタ
泣きのギターが炸裂している。
本当に良い音!
エマさんの歌声は、柔らかく穏やかなのだけれど、
ふわりと包み込んでくれる懐の大きさと温かさが感じられて、
頼もしく力強いと思った。
全曲通して聴いてみて、
螢汰さんが歌う「The Cage」「There」、奥田みわさんの
「Love Letter」「球地」「愛の種」というヴォーカル曲も、
バラけた感じでは無くて、全編トータルに纏まっているなあと
感じた。
愛聴盤に為るに違いない!