ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

bridge VOL.64 奥田民生×吉井和哉

bridge (ブリッジ) 2010年 08月号 [雑誌]

bridge (ブリッジ) 2010年 08月号 [雑誌]

bridge10年ぶり!!奥田民生×吉井和哉を読んだ。
料亭でしっぽりロック巨頭対談!?
民生さんはともかく、吉井和哉に巨頭のイメージは、
ちょっと持てないけれども(笑)
吉井携帯サイトで画像がUPされた時から
ずっと気に為ってたあの絵は、鳥追い女の掛け軸
だったんですねえ。
座布団に肘付いて向かい合っているのや、
胡坐をかいてお銚子つまんでる民生さんの
足元の綺麗さ、吉井の裸足の足、
極めつけは、滅っ茶笑顔の民生さんと耳打ちしてる
吉井の無精ひげの喉元!
以前は、何日経っても産毛の親戚みたいな
もよもよ髭だった人が、今はこんなに濃くて太い
髭が生えるようになったんだなあと
変なところで感心して仕舞った。
10年前のお二人は、まだ付き合い始めで(笑)、
『朝4時にコンビニの前で待ち合わせて二人っきりで
釣りに行った。「や、釣れるはずなんだけどね・・・」
「釣れないねえ」会話をしてた』なんていう初々しい
状態だったのが、今や民生さんに『おまえ』って
言って貰えるようになって♪
そしてアンケートの吉井和哉の文字にも驚いた。
吉井のアンケートの字と言ったら、下手というレベルを
通り越したインパクトのあるものだった印象が
あるけれど、今回のこの筆ペンの文字は、
妙に上手く感じる。
あ〜お髭だけじゃない、大人に為られたんですねえ。
対談で一番衝撃を受けたのは、
昨年出たTHE YELLOW MONKEYトリビュートアルバムで
奥田民生が最初、「LOVE LOVE SHOW」と「球根」を
考えていたということだ。
「球根・BULB」が心底好きな自分にとっては、
名前を出してくれただけでも拍手喝采なのだけれど
奥田民生が歌う「球根」、聴いてみたかったなあ。
どっかに音源残ってないですかね?
「JAPAN JAM」での奥田民生さん出演シーンの
“おねえさぁ〜ん!”話、さもありなん!
という感じで面白かった。
民生さんは、20年かけて理想のキャラを
確立して来られたんですねえ。流石だ!
吉井和哉は、10年前のbridge対談の時
10年後の自分を『死んでると思う』と答え、
奥田民生は、『ぷよぷよ』と答えていた。
吉井はTHE YELLOW MONKEYというバンドを
壊そうとして苦悩の真っただ中にいた時期だし、
10年後という未来図などまだ描けないという心境だった
のだろう。
方や民生さんは、「よぼよぼなんだけどこう、ピシッ!」
太極拳の奥義」みたいなのを目指したいと仰ってる。
今現在、力を抜くところは抜いて、いざとなったら
誰も敵わない位にビシッと決める。
正に奥義を究めようとしておられる。
吉井和哉はねえ、年齢は1コしか違わないけれど、
バンドを終了してからの年数が違うのですもの。
時間は、掛かって当然だと私は、思うな。
いつも母目線ですみません。
でも長い人生、そんなに慌てなくても、
音楽の神に恥じない生き方さえ守れば、
吉井和哉は、きっと道を誤らないと思っているので
大丈夫です!(笑)
黒はんぺんフライは、私も美味しいと思います。

追伸。
「BUNCHED BIRTH」と「SMILE」のジャケを
同じ方が描かれたとは、知らなかった。
「BUNCHED BIRTH」の絵は、本当に大好きだ。
寺田 亨さんと仰るのか。
ベルギー・フランスから火がつき出したって素晴らしい。
「プチモンド」アニメ化そして
吉井和哉主題曲、期待してます。
絶対凄い事になるでしょう!