ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

本物

吉井和哉オフィシャルサイト8月のコラムは、
1968年ギブソンレスポールカスタム購入の話だった。
大音量で「A」のコードを弾くと、
『ブァーーーーーーーグン♥』
「ジギー・スターダスト」イントロ1発目「G」のコードでは、
『ブレーーーーーーーグン♥』!
いかにも吉井和哉らしい擬音で表現してくれている。
音を出した瞬間に心奪われてしまったらしい。
『本物』なのだと。
確かに、1968年ギブソンレスポールカスタムは、
本物だろう。
けれど、先日発売されたばかりの
ROCKIN'ON JAPAN 9月号に、自ら売り込んでまで
「これが名器だ!!」と
グレコレスポールタイプ68年モデルの話をしておきながら、
本物を手にするやいなや、長年の愛器を
グレコ・スーパーカスタム68年もどき』
『なんちゃって68カスタム』と表現するのには、
少々割り切れない想いが残った。
そりゃあ世界に名だたるヴィンテージギターですもん。
「本物」の音は、どれ程凄いものかとは、思う。
是非LIVEでその音を聴かせて欲しい。


けれど、ずっと昔、THE YELLOW MONKEYがかなり
お茶の間にも浸透していた頃、地上波のTV番組で
THE YELLOW MONKEYのメンバー皆、
楽器は30万までっていう取り決めみたいなものが
あるんですよ。』と笑って話していたあの時の姿が、
格好良かったなあと懐かしく思い出されもするのだ。
ああ、私は、富士スピードウェイJAPAN JAMで
初披露されたという改造後初ステージの
グレコレスポール68年モデルを見てみたかったなあ。


「本物」の楽器を次々に手に入れ、
洗練された精度の高い音を作り出す環境を手に入れ、
これからもどんどん高みを目指すのでしょうね。
厳しい道のりでしょうが、
どうぞ思う存分極めて下さい。
百年後に答えが出るように♪