ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

2010年10月18日(月)愛知 Zepp Nagoya

レポというより感想です。

01.港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ
名古屋バージョンで「あんた〜あの子のなんなん?」とか言ってた。
タンバリンプレイがあったのはここか。
ステージの袖から飛んできた赤いタンバリンを受け取りざま
軽快に叩き始めたあの瞬間を目に焼き付けた。
02.AcidWoman(新曲) 
サビのところで“acid moment”って聴こえた。
滅茶苦茶格好イイ。脳内麻薬が湧き出てきそうだ。
不埒で淫靡で、ソロに為ってからの吉井和哉が控えていた
THE YELLOW MONKEY時代のアブナイ感じ、そういう匂いを感じた。

03.欲望 
これまでも何度もLIVEで聴いてきた曲だけれど、
この盛り上がりは気持ち良い。
バーニーとジュリアンのギター、淳吾さんのベース、鶴谷さんのキーボード、
そしてより力強さとキレの良さが際立つ吉井の歌声、
このバンドの力の大きさを感じた。
(MC)
04.ヘヴンリー 
前回の宇宙一周旅行ツアーLIVEでは、
「VOLT」CDで気に入ったにしては、少々薄味に感じていた曲だけれど、
昨夜のこの曲は違った。曲の物語世界の映像が目に浮かぶような
スケールの大きさを感じた。

05.ウォーキングマン
エロい。骨太になったなあ。男臭くて最高!
吉井さんが心底気持ち良さそう。 
06.I WANT YOU I NEED YOU
片方ずつ耳に手を遣って付き出すあの振りは、今はもうやらないんだね。
ああやって歌う吉井は、可愛かったのに(笑)
(MC)
07.ギターを買いに ボツ曲とは勿体無い。
KYファンクラブ限定LIVEで聴いた時より良かった♪
08.ならず者アイムソーリー
この曲は、ヒーセさんが歌うバージョンが一番好きだけれど、
吉井和哉本人の声で聴くとまた格別だ。
“永遠に続けば いいことも悪いこともあるって・・・
   今日も目を開けて生きるんだぜ OH!! YEAH!!”
沁みる。

09.Ziggy Stardust/David Bowie
オールナイトニッポン最終回で弾き語りしてたあの曲だ。
吉井、歌上手くなったなあ!というのが正直な感想だ。
10.MUDDY WATER 〜"場"コーナー〜
佳史さんて本当に芸達者だ。こんなに歌える人だったなんて!
今回のLIVEで、佳史さんのドラミングに目を奪われる瞬間が多かった。
2階席前方でステージを見渡せる位置だったので、本当に有難かった。
(MC)
11.CALL ME
この曲の力は大きいね。演奏と吉井の歌声が会場全体をぎゅっと
一つにしていたと感じた。
12.PHOENIX
赤い不死鳥が羽ばたく姿をまざまざと感じた。
13.FOR ME NOW
「言葉」って本当に大事なものなんだよね。
(MC)
14.Don't Look Back In Anger/OASIS 訳詞:吉井和哉
オアシスやビートルズの解散に触れて・・・
『言えない事もあるんだよっ!』だそうです(^_^;)
音源化は無理だろうけれど、本当にこの吉井の訳詞は良い!
これからもまた歌って下さい!
15.ビルマニア
佳史さん凄かった!吉井さん本当に気持ち良さそうに歌ってた。
アンコール

01.Ojigisou(新曲)
聴きたくて聴きたくて堪らなかった曲。
期待以上だった。痛みと毒と肉と血の匂いが濃厚に醸し出されて
来るようなへヴィーな音と詞の世界。
とうとう吉井さんこんなの作っちゃったんだ!と素直に感嘆した。
この「Ojigisou」や「AcidWoman」が収められる新アルバムが
心底待ち遠しい。発売は、来年?もうちょっと早くならないんですか?
シングルだけれど今年中に切ってくれるんですよね???
02.TALI
こうやって吉井和哉のLIVEに触れられる歓びを感じた。
"辛かった""楽しかった"積もうね積もうね BABY I LOVE
03.WEEKENDER
この曲で終わりだと分かっているから
イントロが流れ始めた途端、淋しく為ってしまった。
でも
“さりげなく強くなる 何もかもうまくいく
 We're Reborn On Weekends
 振り向けば道になる”

客出しSE(デモ音源)
ノリの良い曲。これはLIVE映えしそうな曲ですね。
これは、どんな風に仕上げられるんでしょうか、楽しみです。


本当のことを言うと「bridge」を読んで私は、吉井の
『懲役が終わった、みたいな。』という発言に
引っ掛かりを覚えていた。
大体において、吉井が自分の事を
THE YELLOW MONKEYを解散させた下手人だのなんだのと
表現するのも好きじゃないのだ。
責任を感じるのは、自由だろうが、それを「懲役」だのと
自分で自分に足枷を嵌めて縛られたがって、面倒な!(笑)
けれど昨夜このYOSHII ZENZAI名古屋LIVEを体感して、
もうそんな次元を超えちゃったのかなあと感じた。
吉井本当にまた一皮剥けていた。
脱皮か、進化か、知らないけれど、新しい吉井和哉
そこにいた。
一人どんどん先へ行っちゃってるんだなあと
ほんの少し淋しい気もしたりしなかったり(笑)

そんな諸々幾多の感情のうねりに
身も心も翻弄される、物凄く素晴らしいLIVEでした。


最後になりましたが、開演前逢って下さった皆様、
吉井&エマファンの方々とゆっくり話し合えて
本当に楽しい時間でした!
そして皆様に引き合わせてくれ&LIVE後も
じっくり付き合って下さったお友達、
心から感謝です。ありがとうございました。