ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

LIVE APPLES

LIVE APPLES~Flowers & Powerlight Tour 2011~ [DVD]

LIVE APPLES~Flowers & Powerlight Tour 2011~ [DVD]

発売日前日にAmazonさんから届くなんて有難い。
まずブックレット。
集合写真、LIVEのそれぞれの場面を切り取ったフォト。
美しい。何て豪華なのだろう。
そして歌詞。これってTHE YELLOW MONKEY時代含めて
初めてだ。改めて吉井和哉の詞を噛み締められる。
FLOWER&POWERLIGHT TOURで初めて吉井和哉に触れた人も
この「LIVE APPLES」DVDが初めてという人にも
とても親切だと思う。
最後から2頁目に、
砂浜に打ち上げられた黒い動物の骸が出てくる。
(一番最初に思ったのは、アシカ?だったのだけれど、どうだろうか。)
何故、ここにこの画像?と感じていた。
DISC2を観て、ようやくその訳が判った。
次の頁には、あのハナカタバミの花。
細い茎を丁寧に支柱で結わえられたその姿、
そして最終頁集合写真で吉井和哉の幸せそうな様子を
目にして涙した。
本編DISC1。
「THE APPLES」鳴り響いてメンバー登場し、
「ACIDWOMAN」の音が始まるこの瞬間、もう震えるねえ、格好イイ!
この調子で一曲一曲書いていたらきりがないので、
以下どうしても書き残して置きたいことを。
ホールバージョン「球根」。
名古屋センチュリーホールでじっくり聴けなかった(過去の記事参照
鶴谷崇のピアノソロを堪能出来た。
やっぱり私は、心底「球根」が好きだ!魂が震えるのだ。
身体に刻み込まれてしまったあの頃の音とは違うけれど、
2011年の今、吉井和哉がこの歌を歌ってくれている事が
どれだけ多くの人々に大きな力を与えてくれているか、
そう思うと本当にありがたく尊いと思える。
演奏されて歌われてこそ、THE YELLOW MONKEYの「球根」から
吉井和哉の「球根」へ、生命が繋がって行く、
「希望」が伝えられて行く、そういう風に感じた。
「LOVE & PEACE」
東京フォーラム会場全体を包み込む吉井和哉ナポリタンズ、
そして観客全員の愛のパワーが凄まじい。
変な言い方をするようだが、これまで私は、吉井和哉
危なっかしさというか不安定さに惹き付けられ愛して来た
というような面が大きかったとさえ思えるのだけれど、
今年「FLOWER&POWERLIGHT TOUR」のこの
「LOVE & PEACE」の吉井和哉は、本当に力強く大きく
暖かい。
それは、次の「MY FOOLISH HEART」で顕著に感じた。
この曲は、ある時点で(ぶっちゃけて言うと
自伝「失われた愛を求めて」を読んだからだが)
この曲の背景を考えてしまって必要以上に痛みを覚える
ように為っていた曲だった。
「MY FOOLISH HEART」と「BEAUTIFUL」は、
とても美しいけれど同時にとても哀しい曲として、
私の中に刻まれていた。
けれど久方振りにLIVEで歌われたこの
「MY FOOLISH HEART」は、何年か前の
あの頃とは、違って響いて来た。
痛み哀しみではなく、静謐な祈り、貫く強さとでも
いうべきものを大きく感じた。
そして「FLOWER」。
『咲いてなくても花は花』
よくぞこの歌を作ってくれた!歌ってくれた!
精一杯綺麗な花を咲かせましょう!
DISC2。
このDISC2は、単体でもDVD発売する価値のあるものだと思う。
初日福岡、京都会館、高知、わが地元富山など
各地のLIVE会場の様子を知れて感激だ。
Zepp仙台でのLIVE MC、
そして最終日仙台RensaでのLIVE。
「バラ色の日々」合唱。
この「球根」の迫力の凄まじさが極め付けだ。
七ヶ浜の映像が深く心に刺さった。
2011年「BURN」くねくね踊りのエロ腰に悩殺された。
「FLOWER」
『土の中でもでも花は花』!
吉田佳史さん、やっぱりこの人の力は、大きいのだろうなあと思った。
音の要とムードメイカーという面でも。
三浦淳吾さん、本人「前に出た」と仰っていたけれど、
今回改めてこの人のベースがビシッと締めているのを感じた。
鶴谷崇さん、繊細なキーボードという認識がこのツアーで変わった!
好きです♪
日下部バーニー正則さん、今回来れなかったジュリアンの分まで、
本当に大変だったろうと思うけれど、
凄く頑張ってくれてありがとう。
吉井和哉がソロLIVEを始めてずっと支えてくれている
バーニーの力は、大きいと思う。
そしてバーニーが仰っていた通り、この大震災の影響で
ジュリアンが来れなくなったカバーをナポリタンズのメンバーが
それぞれ凄い力を出してくれていたのだということを
あらためて感じた。
「FLOWER&POWERLIGHT TOUR」は、
吉井和哉ソロとバックミュージシャンというより、
ひっくるめて吉井和哉バンドという感触があったと思う。
皆さん、どうぞこれからもよろしくお願いします。

DISC2のエンディングロール、
FLOWER&POWERLIGHT TOUR各会場に続いて
浮かび上がって来たのは、
Flowers & Powerlight Tour 2011〜born-again〜
各会場の文字だった。
この文字をここにこうして入れてくれるのが吉井和哉なのだ!
Flowers & Powerlight Tourはまだ終わっていない。
明日へ続いている。
いや、新しくまた姿を変えて生まれ変わって
私達の元へやって来る。
その日が楽しみでならない。

吉井和哉が届けてくれる最新の作品を最高!と
自信を持って言えることが本当に幸せだと思えます。
ありがとう!