ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

レクイエム〜我が心の美空ひばり〜

レクイエム~我が心の美空ひばり~

レクイエム~我が心の美空ひばり~

昨日の「徹子の部屋」に岡林信康が出演されていて
故・美空ひばりとの交友を話していた。
番組で流されていた岡林信康美空ひばりに作った
「風の流れに」に惹きつけられて、
2010年に発売されたこの
「レクイエム〜我が心の美空ひばり〜」を取り寄せた。
岡林信康作詞・作曲の「月の夜汽車」と「風の流れに」の他、
「東京キッド」「角兵衛獅子の唄」「お祭りマンボ」
「 哀愁出船」等、有名曲を歌っているのだけれど、
特に「悲しい酒」「悲しき口笛
「レクイエム〜麦畑のひばり」は、凄まじかった。
「悲しい酒」は、アコースティックギターマンドリン
悲しき口笛」は、山下洋輔が加わってのジャズバージョン。
そして「レクイエム〜麦畑のひばり」は、
生前美空ひばりが作詞して岡林信康に作曲を依頼したものの、
そのままになっていたものを35年ぶりに引き出しから
探して補作詞&作曲して作り上げた楽曲。
これにも山下洋輔が参加している。
この「レクイエム〜麦畑のひばり」に涙が止まらなかった。
演歌の女王という名を与えられた美空ひばりという女性の
栄光と孤独。
片やフォークの神様と呼ばれ、栄光と隠遁生活そして復帰という
苦難を経た岡林信康
レコードジャケットのひばりさんの表情が
本当に可愛くて眼差しが優しくて、きゅんとなる。
あれは、ひばりさんが岡林に
『まだお髭剃らないの?お髭剃ったらもっとイイ男になるわよ』
っていう風に覗き込んでいる場面なのだとか♪
このCDには、はっぴいえんど時代初期、岡林のバックバンドを
務めた細野晴臣も参加している。
美空ひばりが演歌にとどまらず、ポップス、ジャズにも
豊かな広がりを持っていたように、岡林信康もこのCDで、
フォーク、ロック、カントリー、ジャズのアレンジを
魅せてくれている。
味わい深い。滅茶苦茶格好良い!


音楽を聴いてこんなに涙を流したのは、久し振りだ。
ホッとした。まだ私は、枯れていないんだと思った。



今日の朝、珍しく「FROM YOSHIIKAZUYA」が朝に更新されて、
『でも一番怖いのは心に入ったバイ菌だよ〜((((;゚Д゚)))』
と書かれていたあの文字や昨日の
『くれぐれも我慢してほっときましょう』の文字に
心がざわざわして仕舞った私は、
吉井和哉が言うように、心にバイ菌が入ったのか?と
不安に感じていた。
けれど、この「レクイエム」を聴いて判った気がする。
「FROM YOSHIIKAZUYA」のピンク文字を見て
心に感じたものは、きっと抗体だ。
悪いモノ(細菌やウイルス・・・嫌な情報だったりとか 笑)
に抵抗して、毒を出さないようにしたり、
感染するのを防いだりする為に。



まあ、意味不明な言い様だろうけれど、
自己免疫システムの一種だろうと思うので、
大丈夫だと自分に言い聞かせて置こう♪