ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

「血潮」MVショートバージョン公開&「血潮」音源発売

昨年12月28日吉井和哉豆武道館の最後の最後、
沖仁さんをゲストに披露されて心臓撃ち抜かれたあの「血潮」が
昨日姿を現した。
2分11秒というショートバージョンながら、
お気に入りのあの柄シャツを着てアップルスタジオで
ギターを掻き鳴らす吉井和哉の姿が愛おしくて堪らない。
公募された「血潮」に寄せた皆の写真が散りばめられているのを見て
胸が熱くなった。
鶴か亀か鯉か良く判らない柄だなあと長年思っていたあのシャツが、
実はイタリア製の由緒正しき?古着だったとは、おみそれしました!(笑)
今日からは、iTunesで音源が発売されるというので、早速購入した。
沖仁さんのスパニッシュギターが本当に素晴らしい。
社員手帳に掲載された歌詞を見た時には、想像も出来なかったけれど、
この曲は、こんなにも力強く血の温もりを感じさせる
曲だったのだねえ。
ジプシーキングスを連想した。
『続くどこまでもこの広い大地 野望 本当か嘘か今でも
迷うけどあの日泣いた血潮が透き通るまでは騙されてみようか
さようなら いつも怯えていた私』

THE YELLOW MONKEYの時のLOVIN、
バンドを停止させて名乗ったYOSHII LOVINSON
YOSHII LOVINSONに決着をつけないままに「吉井和哉」名義を始動した事、
今ようやく吉井和哉は、これまで全ての自分自身の歩みを
一本の道に統合出来たのじゃないかと思う。
今まで何度も「生まれ変わって」来たこの人だけれど、
何かを捨てるのじゃなく、全て丸ごと呑み込んで消化して、
完全体に為れたのだろうかと思う。
『過去を撫でてまた前向いて
恋が生まれたあの日のことを「ダメだった」「良かった」と繰り返しながら』

涙も弱さも愚かさも全部自分で引き受けて。
良いなあ。人間臭いあなたが好きだ!
これは、吉井和哉版マイウェイ「A Mi Manera」なのだと思った。


18(初回限定盤)(DVD付)

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こっそり追記。
“大地 野望”に「Asian Boy」が潜んでいる気がしてならない。