ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

TRUE MIND ”NAKED”その1

TRUE MIND

TRUE MIND "NAKED" (初回生産限定盤) [DVD]

NET通販で発売日前日に届くというのは、本当にありがたい。
早速まずフォトブックを見る。
BOX SETで発売された「TRUE MIND」写真集とは、かなり違ったフォト達だ。
斜めからのキリストを思わされる姿、モニターに深くもたれ掛かり
のけぞって歌う姿、中盤あたりの見開きで載っている仰向けで
目を閉じて、そして目を開けている顔、「FOUR SEAZONS」の時だろうか、
マイクをグッと傾けて赤くライトに照らされている姿、
「空の青と本当の気持ち」の水平に伸ばされた手の美しさ、
有賀幹夫さんが編集して下さったフォトブックを見ているだけで
グッと来てしまった。
武道館のDISC1から。
映像が物凄く綺麗だ。
武道館のステージをライトがぐるりと映し出していく冒頭部分から、
LIVE前、メンバー達の登場を待ちわびるあの「わくわくゾクゾク」感が
蘇って来て、そこへロビンの「あは〜ん」なものだから堪らない!
「RomantistTaste」は、やっぱり格好良いねえ。
続いて今まで見ることの出来なかった「SWEET&SWEET」だ。
「ピリオドの雨」前のMCでは、得意の下ネタ炸裂!
あの後にしっぽり情感たっぷりに「ピリオドの雨」を
歌い上げる吉井和哉は凄い。
吉井は、エマさんがTHE YELLOW MONKEYへ加入したいきさつを語って
「THIS IS FOR YOU」へ。
これを生で聴いてみたいというのが私の夢なのだけれど、
いつか願いが叶う日が来ると良いな。
そしてこの日の「SUCK OF LIFE」は、こういうバージョンだったのか!
新鮮だ!
「TRUE MIND」ビデオ&DVDで印象的だった「FATHER」感動だ。
「空の青と本当の気持ち」そして「太陽が燃えている」、
THE YELLOW MONKEY若木のように、瑞々しく思う存分
どこまでも成長していけていた最高に幸せな時期だったのだと思う。
そんな事をふと思って、胸がいっぱいに為った。
DISC2は、アンコール「I」からだ。
「悲しきASIAN BOY」美麗なまだ身体の線の細い吉井和哉
歌うASIAN BOYは、儚さがあって良いものだ。
そしてダブルアンコールの「JAM」。
この時はまだ発売が決まっていなかった「JAM」を
メンバー達は、LIVEで初披露した。
(生演奏という意味では、「POP JAM」だったけれど。)
後にTHE YELLOW MONKEYの代表曲と為っていったこの曲を
ファンに向けて、本当に丁寧に心を込めて演奏していたのだなあ
と感じた。
この日のLIVEを16年以上経って、丸ごと見ることが出来るなんて、
何て素晴らしいことなのだろう。
THE YELLOW MONKEYデビュー20周年のこの年に
発売して下さって、心から感謝です!
そして、否応なく実感させられたのは、
吉井和哉菊地英昭、広瀬洋一、菊地英二の4人がいてこその
THE YELLOW MONKEYなのだということだ。
改めてその事を噛み締めた。


NHKホール&ボーナスDISCは、また来週。