ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

天国旅行


「天国旅行」
何日か前のネットニュースで「思わずゾクッとなる歌詞の曲」?
というタイトルの記事にTHE YELLOW MONKEY「天国旅行」が取り上げられていた。
1996年「野性の証明」ツアーで初披露されていたこの曲、
吉井和哉のギター掻き鳴らしから始まるとてもエモーショナルな曲だ。
テーマは、ずばり「自殺願望」。

潮騒の音 快晴の彼方
潮は満ちてく ひざから肩へ
苦しさを超え 喜びになる


入水自殺の海水が身体を浸していく様子
空の眩しさと潮の匂い、水の感触まで感じられるような。
甘美な死への誘い。


「死」への願望だけではない。
私は、この曲に途轍もなく性的なニュアンスを感じる。
「オーガズムは小さな死である」という言葉があるそうだ。
この曲は、まさに独りで性的な絶頂を願う歌でもあるのではなかろうか。

『僕は孤独なつくしんぼう』

 

2025年3月14日(金) 富山オーバードホール 大ホール

私が前回この会場へ来たのは、2016年12月7日
THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 
-SUBJECTIVE LATE SHOW-」富山オーバードホール公演、
そうTHE YELLOW MONKEY復活の年、エマさんのお誕生日のLIVEでした。
随分時が経ったようにもそれ程でもないようにも
何だか不思議な気持ちになりながらも、
割とスムーズにグッズを購入出来て、お天気も良かったので、
灌水公園まで足を伸ばし、展望橋に昇ってみたりなどして景色を楽しみました。
LIVE中、吉井さんは、「田舎、田舎」と仰ってましたが、
雪をいただく立山連峰を背景にした灌水公園、綺麗でした。

ニューヨーク・タイムズ紙」が選んだ「2025年に行くべき52カ所」に
富山も選ばれているのですよ。
確かに田舎ではありますが自信持って富山は良いところです。

さて肝心のLIVEですが席は、2階の2列目。
1階と2階は少し段が高くなっているだけの地続きなので非常に見やすい。
想像以上に良いお席でした。
徐々に客席も埋まっていき、
見上げると5階席までぎっしり埋まっていて感動しました。
そして客電が消え、SE。
メンバーがステージに現れ、
一曲目Sweet&Sweet。
私、事前情報を何も調べずに行ったので、このイントロで驚喜。
身体が勝手に動く。ギターで縛られリズムに腰砕かれました。
一曲目が終わり
吉井さんが「チンポジを直した」とか仰ったのは、ここでしたっけ?
「何てこと言い出すんだ?」とあっけに取られていると、

『色々あって乗り越えて今ここにいます

同じ様に戦っているサバイバーの皆さん  一緒に乗り越えましょう』

本当に優しい言い方で、
私も癌ではないのですがサバイバーです。
この数年戦って乗り越えて今を生きているひとりです。
THE YELLOW MONKEYがいつも心にあって、
力を貰っています。
だからこそ『一緒に乗り越えましょう』の言葉が本当に嬉しかった。
2曲目「罠」
格好イイ曲です。今のTHE YELLOW MONKEYの円熟した色気とヤバさに惚れ惚れ。
3曲目「SHINE ON」
綺羅キラした輝きを堪能。
4曲目「Exhaust」
5曲目「ドライフルーツ」言葉遊びをするみたいで楽しい。
6曲目「I LOVE YOU BABY」
イントロで思わずギャア!拳振り上げて踊りまくり、激しかった。

吉井さん「あの頃作った恋の歌」と紹介して(うろ覚え)
7曲目「ピリオドの雨」
愛の終わりの場面をしっとりと情感たっぷりに歌い上げてくれました。
8曲目「Love Sauce」ヒーセの歌うベースが滅茶苦茶格好イイ。
9曲目「ラプソディ」”オパオパオパキャラド”「一緒に乗り越えよう!」なんだね。
明るく元気になれる歌。大好き!
10曲目「Make Over」エマさんの曲だ。
ほんとに優しい曲。躓いて俯いてしまいそうな私にそっと力づけてくれるような。
次は、イントロ流れ始めた瞬間、ぶわぁっとこみ上げた。
ブロック3はアルバム「FOUR SEASONS」がフューチャーされると予想はしていたけれどこの曲が来るとは、予想もしていなかった。
11曲目「月の歌」こんなダークな妖しい歌を生で聴けるなんて。
今日来れてこの歌に出逢えて最高に幸せだと思った。
泣いているのがのが勿体なくて必死に顔を上げてステージを見上げた。
12曲目「ソナタの暗闇」Sparkle Xの中でも大好きな曲。
吉井さん、THE YELLOW MONKEYが売れ始めた切っ掛けはこのアルバムとか言って
「これで出逢った人?」と客席呼び掛けて反応薄かったので
「そっかやっぱり再集結後かあ」なんて言ってたような。
13曲目「太陽が燃えている」
私まさにこの曲でTHE YELLOW MONKEYを知りました。
スペースシャワーTVでこの「太陽が燃えている」MVを見て、
緑の庭で赤いシャツの金髪の人がクネクネ踊っていて
最後オフィーリアのように池の中横たわっているのを見て、堕ちました。
最初に買って聴き倒したアルバムが「FOUR SEASONS」でした。
この曲を歌い演奏しているメンバーを見て、
私の中にも熱い血が脈々と流れているのを実感しました。
14曲目「Father」
歌詞の世界に惹き込まれて、自分自身の人生を考えてしまいました。
父や母や自分自身の来し方行く末。結構長い人生歩んできて、そうして今があり、
この先どう繋がっていくのか。しみじみと。でも”I FEEL ALLLIGHT"

吉井さんがくるくる廻る時間が想像以上に長くて、
あの状態で歌い続けているのが本当に凄いと思った。
三半規管丈夫なのね。
15曲目「空の青と本当の気持ち」
伸びやかなとても気持ちの良い曲。
吉井さんが両手を大きく拡げ空を舞う仕草が超絶美しい。
エマさんのギターソロが神々しい。


アンコール
1曲目「パンチドランカー」
アニードラム、ヒーセベース、エマギター、ロビンギターが順に重なっていくところ、
惚れ惚れするほど格好イイ。
唯一無二の孤高のロックバンドTHE YELLOW MONKEYここに在り!
富山オーバードホールは実は3回目で
第1回は98年5月6日PUNCH DRUNKARD TOURだったのですが
吉井さん見事に忘れちゃってましたね。
詳細覚えてなくとも全都道府県廻った事は覚えてらっしゃると思ってました。
でも何と言っても113本ですもんね。仕方無いか。
あと富山は勿論「北陸」。新潟は「甲信越」。
エマさんとアニーさんの兄弟仲の良さを再認識。
2曲目「追憶のマーメイド」
吉井さん艶っぽい。

メンバー紹介
アニー、ドラムソロについての紹介。ほんと最高に格好良かった。謎のポーズ。
鶴谷さん、ギャラが2万円UPしたという話。
ヒーセ、「T!Y!M!富山!」って言ってくれて嬉しかった!

特急サンダーバードに乗って遠征という話で
サンダーバード(ベース)に跨がる仕草。可愛い!
エマ、フェロモン溢れさせ捲りという話で○○製薬で、
エマリン、エマぽんとか発売したら良いという提案(^_^;

皆に歌って欲しい箇所があると言って
3曲目「Beaver」
声を出すのは気持ち良かったな。前向きになれる。


総括
「楽しかった!」「最高!」という言葉しか残らない心から良いと思えたLIVEでした。

アニーの所にエマさんが寄っていって二人で話してたり、
歌ってるロビンの肩にエマさんが頭をもたげて気持ち良さそうに弾いてたり、
ロビンとエマさんがお顔くっつけてこそっとおしゃべりしてたのはどこだったっけか。
ともかく皆仲良さそうなのが嬉しかったです。
終わってみれば今まで私が参加したLIVEで定番と言えた曲は、
無かったセットリストでしたが、
2時間ほどの上演時間、息つく暇も無いほどに、
圧倒され続けたとても濃い時間でした。
ありがとうございました!

 

要修正

THE YELLOW MONKEY新曲「ホテルニュートリノ」

THE YELLOW MONKEYの新曲は、
wowow趣里主演「東京貧困女子。」主題歌だった。
第一話は趣里扮するシングルマザーが貧困に陥った
国立医大生を取材するという話だった。
成績優秀で堅実勤勉な女性が何故風俗に陥って仕舞ったのか、
何不自由なく裕福に暮らしていた母子が何故今
我慢を強いられる生活をしているのかという疑問、
重いテーマだけれど続きがとても気になる興味深いドラマだ。
主題歌「ニュートリノ」は、エンディングに短く奏でられるのだけれど、
ザリザリと不穏に響いてくる感触にゾクッとした。
THE YELLOW MONKEY公式ホームページで公開されたのは
歌詞のみで音源は、全曲では無かった。

ニュートリノ
目に見えずどんな物質をも通り抜けてしまうけれど確かに存在するという
ニュートリノ」という物質。
避けようのない厳しい現実に心折れそうになりながらでも、
心の奥にずっと大切に仕舞って置きたいモノ、
あなたという愛する存在。
やるせない今日という現実をやり過ごし、
また重い朝を迎えながらも、心は「煌めく太陽」の下、
あなたと「抱き合う」「ホテルニュートリノ」を夢見る。
切なく痛く甘やかな最上級のTHE YELLOW MONKEY節だ。
咽頭ガンを患った後の吉井和哉の歌声は以前より少し高く細く感じられるけれど、
このドラマの背景にある都会の孤独とか不安定さがより増しに
不穏にも響いて来るようで、待ち続けてきたTHE YELLOW MONKEYの新曲が
コレでとても嬉しい。
早く全曲を聴かせて欲しい。
PVがどう表現されるのか楽しみでならない。
そしてこの曲がLIVEでどう演じられるのか、本当に待ち遠しい!

 

 

『スタジオが燃えている ロック・バンドのディレクター』宗清裕之

全336ページ中、第4章の「イエロー・モンキー」は101ページと3分の1を占めている。
宗清さんがコロンビアレコードでトライアドレーベルへ所属する経緯から始まって、
イエロー・モンキーの「Bunched Birth」カセットを聴いたのが初めての出逢い。
大宮フリークスでの対バンライブで衝撃を受け、即獲得を心に決めたという下りに、
1991年のあのTHE YELLOW MONEYの面々のLIVEが
荒削りながら眩い程のオーラを放つ若々しいメンバー達の出で立ちや音や興奮が
読んでいる私にも感じられるように思えた。
デビューアルバム「THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE
(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)」レコーディングの状況。
メンバーの凄まじいこだわりとそれを極力実現してくれようとする
宗清さんの心配りがあったことを知った。
文中にも書かれていたけれど、THE YELLOW MONKEYがトライアドを離れてから
出された「TRIAD YEARS」に付録されていた宗清さんの解説パンフレットは、
当時の私のバイブルだった。
CDを聴きながら宗清さんの一曲毎の解説を読み、歌詞を嚙み締める、
本当に贅沢な時間だったと懐かしく思い出す。
1stアルバム、2ndアルバムと思うほど伸びず、
周囲の圧もある中で、当時の吉井和哉が開き直ったかのように、
コンセプトアルバム「jaguar hard pain1944-1994」を作り
LIVEの動員も増えて行った下りは、凄くワクワクした。
雑誌でもよく語られていた「中野の喫茶店での重要な話し合い」の詳細。
それがTHE YELLOW MONKEYというバンドにとって大きな転機と為ったのだろうと思う。
私は、アルバム「SICKS」や「jaguar hard pain1944-1994」「8」
「FOUR SEAZONS」が大好きで正直「smile」にはあまり思い入れがないのだけれど、
それでも「Love Communication」はポップで力のある曲だと思う。
吉井和哉を叱咤激励してあの曲を産み出させてくれた宗清さんはじめトライアドの方々に感謝!
そして「JAM」発売までの道のりの困難さ。
「JAM」の歌詞については、私も長年宗清さんと同意見だ。
何故世の中の人があの「乗客に日本人はいませんでした」ばかり取り上げるのか疑問でならない。
歌の主題は「こんな夜は逢いたくて・・・・・・君に逢いたくて また明日をを待っている」なのにね。
移籍については、宗清さんがこの本を書くに当たって
過去を総括して一つの答えを得られたそうで良かったと思う。
生れたての雛が大きくて力強い親鳥から、沢山の指導や経験や愛を与えられ成長し、
そして自らの新天地を目指し巣立った。そういう道のりだったのだと思う。
THE YELLOW MONKEYデビューからレコード会社移籍までの
激動の時代を共に駆け抜けた宗清裕之さん、
こうして歴史を綴って本にして下さって感謝します。

 

 



吉井和哉「○か×」

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www.youtube.com

吉井和哉の新曲「○か×」がデジタルリリースされた。
前作「みらいのうた」が優しく切ない曲調だったのとは対照的なロックチューン。
前作に続き、現代美術作家・興梠優護が担当した配信ジャケットは、
吉井和哉本人の手をモデルに描き下ろされたのだそうだ。
吉井和哉の手は、塑像にしたい程に美しいけれどその掌には、傷痕があるのだよね。
『○か×という対極にある選択肢は人生において表裏一体というテーマ』

だそうだけれど、この手のジャケットだけでも現れているのだね。
そしてMV。

映像作家の田辺秀伸が監督を務めたこのMVでは、
『“人生”という概念を擬人化した2人の男性の物語が描かれる』のだそうだ。
善か悪か、光か闇か、美か醜か、喜か悲か、対極的な二つの魂が時に相反し、

惹かれ合い、物語を紡いでいく、人生そのもののように感じられた。
バス停のベンチに座る吉井和哉が渋くて良い。
若かりし頃の絶世の美貌が今は、皺も滲みも増えた枯れた風貌だけれど、
重ねた年輪が趣を増してイイ貌だなあと思った。

 

「○か×」吉井和哉

 

失ったあの日から 運命の内側に
小さな棘が刺さっている そして今日も生きている

自分試しの恋に 僕は明け暮れた
強まるゲリラ豪雨の中で走ってた
これじゃない

明日になってわかるような 答えなんてどうでもいいさ
愛ならそれが愛なら
くれよくれよ 当たるまで
○か×かで 決めてばっかり

やりたいことをやり過ぎて
△だらけの人生
あれは本気 これも本気
飛び込む先は 泥でした

長いところを伸ばしなよと言うけれど
短いところを長くすればいいのになと
思わない?

飼い慣らされたケモノなら どこでだってやってけるさ
いいならそれでいいなら
食えよ食えよ 餌をくれ
牙がポッキリ

誰かの真似で増えただけの○なんか
いつかは巨大な×の中でひしめいた
ビー玉

誰もがそれを正しいって 言えるような答えはないさ
勇気が それがないなら
消えろ消えろ あの世まで

あなたがそれを美しいって言えるなら それでいいさ
さいならそれじゃさいなら
夢よ夢よ 果てるまで
○か×かで 決めてばっかり
捨てちまったら 全部すっきり

 

 

 

吉井和哉 「 みらいのうた」

8月2日に一分間のディズニープラスのCMでこの曲を知った。
心地よい印象的なサビ、期待が高まっていた。
そして今日、この「みらいのうた」 (Lyric Video)に捕まった。
吉井和哉の歌声は、何て優しいのだろう。
切なさと儚さが襲ってくる。
誰もが持つ過去の傷や痛みを刺激しつつも、優しく癒やしてくれるような。

吉井和哉にしか紡ぎ出せない詞の世界、歌声。
やはり私は、どうしようもなく吉井和哉が好きです。

 

 『いつかここから消えるなら 今日もただ歌おう

いろいろんなこと 知ってしまう後も

君と僕を繋ぐ メロデイになるなら 怖くはない

未来の歌 いつか叶え 未来の歌』

 


www.youtube.com

 

 

 

「みらいのうた」吉井和哉

何もかも嫌になった こんな時何をしよう
信じてたあの人も しょうもない嘘ついた

小さな部屋の隅でギターを弾きながら
心の形に溜まっていく吸い殻よ

いつか全てが変わるなら今日もただ歌おう
いろいろいろんなこと知ってしまう前に
僕の過去は僕のメロディになるから
怖くはない 未来の歌

行き先が変わる時 訪れる
強い痛み

幼い記憶だから寂しく思うけど
貝殻に耳を当てながら見た海よ

君が笑顔になるのなら今日もただ歌おう
怒りもあるならば素直に出せばいい
この場所のここからたまらなく好きだよ
狭いベッドがステージになる

柔らかい風が頬を撫でる
果てしなく続いてく若草よ

いつか全てが変わるなら今日もただ耐えよう
何度も何度でも立ち上がってみせるよ

いつかここから消えるなら今日もただ歌おう
いろいろいろんなこと知ってしまう後も
君と僕を繋ぐメロディになるなら
怖くはない 未来の歌
いつか叶え
未来の歌

 

 

 

「東京ドーム公演」に替わる新規4公演決定

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生活が激変してしまい満足に活動を追えなくなってしまった私が

このブログを書くことに躊躇いも感じています。

でも、私の記録として残したいと思うのです。

中止になるだろうと半ば諦めかけていたLIVEは、THE YELLOW MONKEY所縁の

LIVE会場4公演への振り替えになると発表されました。

 

吉井和哉のコメントの、『4月の東京ドームが出来ないとなってから、

時がとまったままでした。』や、

『これからの生き方を切り開いていかなければなりません。』の言葉から、

どれほど重い決断だったかが伺われます。

振り替え公演は11月から12月。

その頃は、この状況が落ち着いていることを望みます。

メンバー、関係者、そして彼らのファン、

『当日は皆が笑顔になれるように』

『このロックバンドのわがままをお許しください。』

この文字を目にして涙しました。

私は、THE YELLOW MONEYというロックバンドを誇りに思います。

たとえ当日、会場には集えなくとも、LIVEの成功を祈ります。

灰色の世界に唯一希望の光を灯してくれる

THE YELLOW MONEYという存在を愛しています。