- アーティスト: DR.ECHO-LOGIC
- 出版社/メーカー: cutting edge
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: CD
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iTunesでダウンロード発売していたので、アルバム購入した。
まず「LOVERS ON MAIN STREET/吉井和哉」を聴く。
MAIN STREETっていうから、日差しに溢れた恋人達だったらどうしよう?
なんて少し案じていたが杞憂だった。
メロディに吉井和哉の声に、そして歌詞に痺れた。
“この街に散らばった 悲しいシナリオ映し出す土曜日”
“灰色の空は今 審判の真っ最中
いつか君に逢えたら 朝もやのいつものカフェで
コーヒーをおごるから”
今の季節にピッタリじゃないか。
憂いと痛みを感じさせる吉井和哉の歌声が
心の襞をしっとり濡らしていく。
以前は、まずラジオなどで新曲が流れるのを待ちわびて、
録音して、何度も何度も繰り返し聴いて、
歌詞を聞き取り書き記して、そういう時が
何より楽しかった。
久しぶりにこうやって歌詞を書き留めていて
吉井和哉の新しい歌声を聴けた事を
心から嬉しく思った。
10年前発売中止に為って落胆したこの曲に
もう一度命を吹き込んでくれて感謝だ。
10年前の片われの曲「バイバイブルー/UA」も聴いた。
UAって本当に歌が上手い。
この曲も復活して良かった。
スカパラダイスオーケストラの北原さんGAMOさん参加の
「10 Years」が格好イイ。
「Dub's Ark」そして「レンズ /ユラリ」にとても惹かれた。
アルバム最後の曲が「LOVERS ON MAIN STREET」だ。
この詞は、吉井和哉の詞だと思う。
“乾いた心に 水滴が拡がる”
吉井和哉の歌は、潤うだけの水じゃないんだよなあ。
傷口から滴り落ちる血の味がする。
どうしようもなく惹かれ続ける。
この曲を歌う吉井和哉を見たい。