ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

トゥホップステップジャンピングイントゥデス

真夜中の「from YOSHII KAZUYA」で
『次のアルバムの名義がYOSHII LOVINSONだったらどうする?』と
書かれていて驚いた。
“「名前なんてないぜないぜ嘘っぱち」って古臭いね・・・・・・・
 螺旋状フォーリンフォーリン失った
 時をフォーリンフォーリン探そうか
 ミスティーでリスキーで
 To Hop Step Jump into death”

頭の中でこのメロディーが流れ出した。
音楽と人7月号」のアラバキフェスの記事で
終演直後の吉井が次作について青木優さんに尋ねられて
『「at the BLACK HOLE」より暗いのを作るんで!』と
豪語?していたそうなので、YOSHII LOVINSONという文字自体は、
想定内だった。
けれど名義までYOSHII LOVINSONにしようとは、どういうことだろう。
そもそも、YOSHII LOVINSONというアーティスト名は、
THE YELLOW MONKEYを休止させた(多分当時の本人の意識内では
壊してしまった)一時は、音楽を続ける事さえ出来ないのでは、
とまで思い詰めた吉井和哉が、もう一度音楽に向き合おうとした時、
THE YELLOW MONKEYで作詞作曲をし、LIVEを行っていた「吉井和哉
という名称を直ぐには持ちたくなかったから作り上げた名前
だったのだと思う。
当時は、高級オーディオメーカーのMark Levinsonや
ブラックミュージックの大御所Smokey Robinsonをもじったと
本人は説明していて、ああそういうものか、と
素直に納得していたけれども。
YOSHII LOVINSON名義「TALI」シングルでの登場は、
本当に鮮やかだったし、1stアルバム「at the BLACK HOLE」、
「CALL ME」、シングル「トブヨウニ」「BLOWN UP CHILDREN」「HATE」の3曲、
2ndアルバム「WHITE ROOM」の曲達は、今でも大好きだ。
シングル「BEAUTIFUL」から「吉井和哉」名義に戻し、
昨年のアルバム「VOLT」と宇宙一周旅行ツアーで
ソロとして一つの到達点を迎えた(と私は思う)
吉井和哉は、また新しい事をやりたくなったのかな。

先日、神田で欧風カレーの店「ペルソナ」の看板画像を
載せてくれていたけれど、今朝のこの記事と
リンクしているようで興味深かった。
ペルソナ=人が他者と接するときに用いる表層的な人格のこと
     (ユング派の心理学用語)

自伝「失われた愛を求めて」を読んでから
YOSHII LOVINSON期の曲の背景を必要以上に感じてしまって
曲自体を楽しむことが辛かった時期があった。
けれどソロアーティスト吉井和哉の6枚目のアルバムとなる
新作がYOSHII LOVINSONというペルソナを必要とするのなら
もっともっとYOSHII LOVINSONについて知りたいし、
新しい曲達がどうやって生み出されて来たのか深く探りたいと思う。
畏れることなど何もない♪