イエローモンキーが復活するまで、残念ながらまだずっと時間が掛かりそうなので、
私は何故これ程まで彼らの音楽に嵌り込んで仕舞ったのかを振り返ってみようと思う。
私がイエローモンキーを表現しようとする時に真っ先に頭に浮かぶのは
「官能と血の匂い」という事だ。
「球根」はその代表的な歌だと思う。
“身体で身体を強く結びました
夜の叫び生命のスタッカート”
身体と心が激しくぶつかりあうような愛の行為と力強い拍動は
官能を通り越した生への渇望を感じさせる。生への本能に突き動かされた生殖行為
そのものだ。
吉井和哉が本当は、“この真っ赤な鮮血が...”と
歌いたかったとのちに語っている
“この真っ赤な情熱が二人を染めた”という部分は、
激しいマグマの噴出のようだ。
“希望の水を僕はまいて”
“魂にさあ根を増やして”
“咲け...花...”
受胎そして誕生だろうか。
sexを一回毎の死と喩える事があるけれど、この歌はまさしく死と再生を歌っているに
違いないだろう。
私が思うROCKとは、衝動です。
性衝動、破壊衝動、本能のまま突き動かされるような噴き上げるエネルギー、
現状を打破しようと、いびつな岩が転がろうとするエネルギーです。
それがROCKだと私は感じます。
シヴァは破壊と再生、音楽と舞踏の神でヒンドゥー教の3大神
(創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァ)の一つです。
破壊、恩恵、生殖、創造という多面的な性格を持ち、旺盛な精力から生殖の象徴
リンガの形で祀られる一方、瞑想に耽る禁欲の苦行者としても描かれる事が
多いそうです。
シヴァ寺院のレリーフを見るとどうしてもあの人の姿が重なります♪
シヴァの踊りは宇宙のリズムであり、彼の踊りは世界を滅ぼし、
また再生へと導いていくと言います。
「Love Communication」の足捌きですよね。
踊って下さいよ、私のシヴァ神!!!