ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

想い出ばかり 積み重ねても明日を生きる 夢にはならない

3月14日発売予定MUSICA4月号の予告を目にした。
そんなことがあったのか!? 吉井和哉
酸いも甘いも、薬も毒も飲み込む当代随一のロックスター、吉井和哉
最新作『VOLT』は、吉井がソロとなって以降、かつてなく真っ直ぐに、
豊かに、前向きに作られたアルバムだった! ザ・イエローモンキーという
巨大な呪縛から完全に解き放たれ、吉井和哉が最も「吉井和哉」らしく
作り上げた新作の完成を機に、その過程で具体的に進められていたという
イエモン再結成計画の秘話とその中止、自身が抱く過去
そしてこれからの吉井和哉像について徹底追及!!

息を呑んだ。「ああ、そうだったのか。」と色々な事柄に納得がいった。
けれど、これほどまでに期待が高まる「VOLT」発表という時期に、
大勢のファンが動揺するであろうTHE YELLOW MONKEY再結成、
しかも具体的な計画までが進められていたなどという生々しい話を
敢えてここで出す必要があるのだろうか、と非常に疑問に思った。
かつて“余計なInputいらない”って歌っていたように、
まっさらな状態で、ありのままの「VOLT」を聴きたいのに、と思った。
先月のROCKIN'ON JAPAN号で吉井和哉
『もういいかな?』『もうないわあ!』と発言していて、
山崎洋一郎氏が『前作で足枷の時代は終わって、
今回は依存からも脱けたという感じがすごくする』と述べておられて、
吉井和哉自身も『自分の中で、なにかのけりがついたのかなあ』と
発言していた。
私は、あの個所から、そして、モバイル公式サイトでの
吉井和哉への質問」THE YELLOW MONKEY再結成についての
吉井和哉の回答から、今現在彼の中には、そのような気持ちが
無い事をはっきりと知らされた。
それで充分じゃないの。
何も「VOLT」発売インタヴューで、わざわざ傷口抉らなくても。
・・・などというのは、本当に、聞き分けのない女の戯言だわね。
力強い「VOLT」の音で“頬をひとつふたつ 張り倒して”下さい。
きっと唇が切れて血の味がするでしょう。
どこかのラジオ番組で『吉井和哉は、血の匂いのする男』だと
仰ったそうね。
血の味・匂いって鉄サビだ。
『ROCKは鉄の音だ』とも発言したのだったよね。
私は、元素占い=鉄なのだよ。関係無いけどね(笑)
『依存からも脱けた』かあ。
滅茶苦茶まだ依存しまくりじゃあないか。
「ROCKS OFF」で述べていた
『酒や女やビル街でないと歌への気持ちがわかない』って?
「酒や女やビル街」に居ることで良い曲が書けると
自分自身に暗示をかけているのではなくて?
多量の喫煙・飲酒、そしてどうも疑わしいと私が勝手に思っている
恋愛(&SEX)志向、
海外ミュージシャンへの(大き過ぎるとも思える)信頼度、
酷い言い方をするようだけれども、これも依存と言えるのじゃないかな。
依存体質というのは、自分にも身に覚えがあるから判る。
吉井和哉の場合は、幼少時の父親の死、その後生活を支える為に
不在がちになった母親への満たされぬ愛の記憶が元になっているのだろう。
だからこそ心身の平安を保つ為に、「愛したい」「愛されたい」
「求められたい」という気持ちが切実なのだろうと思う。
AC傾向があるように思う。
ACの自覚がある私の場合、子どもを授かって子育てして行く過程で
少しづつではあるけれど、癒されていったし、他人からみれば
まだまだ未熟だろうけれども、成長も出来て行ったと思う。
吉井和哉の場合は、子育ての現場から途中でちょっとコースアウト
しているような気がするのだけどな。
勿論そんな傍からどうこう言えるような生易しいものではなくて、
凄まじい葛藤も苦悩も背負っているのだろうけれども。
何物にも邪魔されずに、自由に、伸びやかに、
音楽を作り続けて下さい、と願うと同時に、
『人生で最も充実した10年』と仰る40〜50歳のこの時期を
ちゃんと生きないと、後で取り返しが付かないですものね!と
ひとこと釘を刺したい気もする。

《追記》
今見たら、
吉井和哉、「吉井和哉」を取り戻す

酸いも甘いも、蜜も毒も飲み込む当代随一のロックスター、
吉井和哉。最新作『VOLT』は、吉井がソロとなって以降、
かつてなく真っ直ぐに、自然体で作られたアルバムだった!
 イエモンという過去から解き放たれ、
吉井和哉が最も「吉井和哉」らしく作り上げた新作、
その完成を機に、自身が抱く吉井和哉像を今こそ語り尽くす

と変わっていた!
「予告欄」から消えただけか?
ともかく買って読んでみない事には始まらない♪