ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

吉井和哉ベストアルバム「18」発売!

18(初回限定盤)(DVD付)

18(初回限定盤)(DVD付)

disc1から順番に聴いた。
2003年10月1日この「TALI」からソロ吉井和哉(当時は、YOSHII LOVINSON)が
始まったんだよねえ。やっぱり凄い曲だ。
続いて「CALL ME」。戦車に乗っかった坊主頭のPV、あれを最初に見た時は、
本当に魂消たものだ。LIVEの定番曲「FINAL COUNTDOWN 」、
男臭い「WANTED AND SHEEP 」、心の襞を優しく震わせる「トブヨウニ」、
好き過ぎて堪らない「HATE」。
発売当初には、それ程思わなかったけれど、LIVEで演奏される毎に
次第に心に響くように為っていった「20GO」、儚さが愛しい「BEAUTIFUL」。
聴くのが辛くて一時期避けていた、けれどその後、どっぷり嵌った
「MY FOOLISH HEART」と「BELIEVE」。
ずっと心待ちにしていた「朝日楼 (朝日のあたる家) 」。
そして「HEARTS」。
disc1は、文句なしにソロ「吉井和哉」を表す曲達だ。
disc2は、ジョシュ・フリーズ、クリス・チェイニーを迎えての
点描のしくみ (Album Version) 煩悩コントロール (Album Version) で
ド肝を抜かれた。あの曲達がこんなにも物凄く為るなんて!
「血潮」がここに来るんだ!?
次に「母いすゞ」。曲の並びに唸らされる。
全て意味があるんだね。
disc2最終曲は「FLOWER」。希望の曲だ。
そしてdisc3は、LIVEバージョン「シュレッダー」で幕を開ける。
力強く伸びのある吉井和哉の歌声に惹き込まれる。
ハンドマイクを片手にステージをサーッと駆け抜けて行くような、
熱気と風圧を感じるような、そんな心地がする。
ようやく音源化出来た「Don’t Look Back in Anger (LIVE)」が嬉しい。
極めつけは、「甲羅」 だ。
「BLOWN UP CHILDREN」は、発売当時から大好きな曲なのだけれど、
その前身である「甲羅」にこんな歌詞が付いていただなんて!
“全部忘れチャイナ”とか凄すぎる!
この曲、「モミジ(RED LEAVES)」「中国亀」「甲羅」
「BLOWN UP CHILDREN」へと変遷したそうだけれど、
「at the BLACK HOLE」のDVDの歌入れの時、
「モミジ(RED LEAVES)」で“全部赤くなった”って歌っていたよね。
「モミジ(RED LEAVES)」や「中国亀」がどんな歌詞だったか
非常に気に為る。教えて下さらないかなあ♪
「マサユメ」や「ギターを買いに」がCD化も有難い。

このベストアルバム「18」を聴くことで、2001年の始めに突然姿を消して仕舞った
THE YELLOW MONKEY吉井和哉 が2003年10月にYOSHII LOVINSONとして
ソロ活動を開始した時には、極力THE YELLOW MONKEYの匂いを消そうと
していたように感じるし、その後「吉井和哉」名義になった時も、
YOSHII LOVINSON」への決着を着けないままだったように思う。
今ようやく吉井和哉は、その音楽人生を一本の道に繋げられたのだと強く感じた。
過去を否定するのでもなく、逃れるのでもなく、
全て呑み込んで消化して。
太く逞しいソロミュージシャンに為ったのだねえ!
THE YELLOW MONKEYを知って、吉井和哉のファンに為って
今年で18年です。
またひとつ「18」という数字が大切なものと為りました!


DVDは、明日♪