見るともなしにつけていたTVで東京スカパラダイスオーケストラの
「美しく燃える森」という曲のPVが流れた。
聞き覚えの在る歌声だと思ったら奥田民生だった。
うわっ、揃いのスーツなんか着込んじゃって民生さん、すっかり
スカパラに馴染んじゃってるじゃないか!
実に楽しそうにしかも可成り若返って歌っている。良い曲だ。
民生さんとスカパラ両者ががっぷり四つに組んでとっても素晴らしい作品を
創り上げている。
この前のミッシェルのチバさんが歌っていた「カナリヤ鳴く空」も
長めのストレートの髪形で歌う姿に、一昨年春ツアーの吉井和哉を
彷彿とさせられてドッキリしてしまったが、スカパラとの
コラボレーションって良いなあ。
詞も良いしブラスの入ったロックってノリが良いね。
吉井和哉はチバさんに被っちゃう所がありそうだから、企画は無理だろうか。
相変わらずオフィシャルには《吉井和哉ソロワークのメンバー募集》告知が
されたままだ。
メンバーが決まったら幾らなんでも取り下げられる筈だから、未だ
掲載されているという事は、募集中って事なんだろう。
いっその事一度、他の人に曲から何から全て委ねてみても良いのじゃなかろうか。
まな板の上の鯉になって、存分に料理されてみたらイイのに。
新しい感覚に目覚めるんじゃないかしら。
JAPAN2月号で鹿野さんも書いていたけれど、時代を形作る音楽の流れの中で
一度止まってしまう事の怖さって在ると思う。
新しい流れに乗り遅れるという事ではなくて、今の若い世代の音楽の価値観は、
その中で動かなくては空気感が掴めないって事もあるんじゃないだろうか。
バンドが決まらなくても、ちゃんと曲は作っているのだったら良いけれど。
吉井さん、生きてますか?貴方にとって生きてるって事は、魂の叫びを
音楽に込めるって事ではなかったの?貴方の声を聴かせて下さい。