ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

真っ赤でいて、醒めないで♪

厨房の調理台の上に寝そべって魅せる吉井和哉がヤバい。
シンクにシャワーで水を注ぎこんでいる吉井和哉
ドラゴンを覗かせた手首が艶めかしくて、堪らない。
「VOLT」発売まで、まだ25日もあるのに、
『鳴りましたねえ』『鳴っちゃいましたねえ。』とか
言ってるのを目にすると、待ち遠し過ぎて
ムカついて来ちゃったりもするのだけれど(笑)
山崎洋一郎氏の鋭く核心を突くインタヴューで、
吉井和哉が何故この新アルバム制作時からずっと、
「ブルース」と言っていたかの訳が判った。
『若干淡谷のり子さんも入ってるような』
『日本のブルースも混ぜた、吉井和哉のブルース』を、
ということだったのだねえ。
吉井和哉にとってこの「VOLT」がどういうアルバムか》と
問われて、『もういいかな?』『もうないわあ!』と
発言していたのが、私には、一番大きく響いた。
吉井和哉、大人に為っちゃったんだなあ」って。
「取り残されちゃったのかなあ」と。
まだ「VOLT」本体を聴いていないのだから、
判りっこ無い話なのだけれども(汗)
山崎氏が『前作で足枷の時代は終わって、
今回は依存からも脱けたという感じがすごくする』と
仰っているけれど、これは、物凄く大きな事だろうと思う。
『自分の中で、なにかのけりがついたのかなあ』と
吉井和哉自身も認めている。
『もう悲しいのは当たり前だったんだけど。笑って弾きましょう、みたいな』
だそうだ。
山崎氏が『海外のロックのようだ』と感じた、そういう作品を
『日本でリリース』するのだ。
《ソロ・吉井和哉の『SICKS』ではあるけれど、吉井和哉側から見た時に?》
いわゆる日本の音楽シーンに、どう受け止められるのだろうねえ。
まあ、私にとっては、セールス的にどうあろうとも、
吉井和哉が自信を持って送り出して来る新アルバムを
ちゃんと自分自身のアンテナでズギュン!と
キャッチ出来るかどうかという事が重要なのだけれども。
井上貴子さんが書いてらっしゃる
『大人のロック・アルバム』というものの凄さを
自分も感じ取れると良いな♪