ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

せつなさ爆弾

Twitterで2010年7月の
続・「LOVERS ON MAIN STREET」という記事について
書いて下さった方がいて、久方ぶりに
この「LOVERS ON MAIN STREET」を聴いたら、
切なさ爆弾が炸裂してしまった。凄い威力だ。
当時からこの歌詞が何とも言えず切なくて、
郷愁があって大好きだったけれど、今あらためて聴くと、
発売時には気付かなかった事が、理解出来るようになった気がする。
“ 乾いた心に水滴が広がる
 裂く日をじっと待って果物ナイフのように
 踏まれた果実の敵をとらなきゃ
 魂のリンゴの皮をむくその日まで”

『踏まれた果実』
『魂のリンゴの皮をむく』
この「LOVERS ON MAIN STREET」の歌詞は、
この曲が正式に発売された2010年の10年前に
作られたものだという。一度は、発売中止になったものが
2010年の発売に合わせて、改めて歌入れをされて日の目を見た。
長い時を経て、2011年に、
「The Apples」と「After The Apples」、
そして映像作品としての「LIVE APPLES」、これから発売される
「BLUE APPLES」に繋がっていくのだと思うと、
とても感慨深い。
Apple(リンゴ) って、心臓っていう意味もあるのだってね。
固く閉ざされた『魂のリンゴの皮』を剥いて、
『清らかな血を流して』、
吉井和哉は、瑞々しい果実を誕生させたのだね。




CYCLE OF BIRHTH

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