別冊カドカワ 総力特集 レミオロメン (カドカワムック 334)
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2010/03/03
- メディア: ムック
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『(吉井和哉が)子供の事を思って「JAM」を書き、
その子供が彼らの「粉雪」を買ってくるというのは、
音楽の素敵なところ』だと語っている。
『イエローモンキーは「被害妄想と書いて
イエローモンキーと読む」って言うぐらいの感じでしたよね。』
上手い事言うなあ。
というか、それを言うなら、
「被害妄想と書いて吉井和哉」がより相応しいでしょうに(笑)
そして一番印象的だったのは、
吉井和哉がレミオロメンの「アイランド」という曲が
『自分のライブでカバーしようとした』ほど『あまりにも好き』と
発言している事だ。
『「CALL ME」という曲を作った当時の僕の気持ちと似ている』
のだそうだ。
レミオロメンの「アイランド」を聴いてみた。
藤巻亮太が音楽活動の中で思い描いていた夢への
理想と現実の狭間での戸惑いやジレンマという内面を
歌った葛藤の中から生まれた名曲だと思う。
「CALL ME」を作った頃のYOSHII LOVINSON君の状況・・・
確かに相通じるものがあるのだろうねえ。
レミオロメンは、本当に誠実で良いバンドだと思う。
これからもずっと続いて欲しいと私も思う。
けれど『休止はしても、解散はせずに続けて欲しい』
というメッセージに、「この人はまたこう言うんだな」と
何だか少しやるせなくなった。
何故だか中島みゆきの「帰れない者たちへ」の
“帰れない歳月を 夢だけが溯る
足跡も探せずに 影と泣く十三夜
異人のなりです 旅した者は
戻れぬ関です よそ者には
帰れない歳月を 夢だけが溯る
冷たい肌です 涙が侵みて
冷たい人です 恩知らずで
帰れない者たちが 月に泣く十三夜
帰れない者たちが 月に泣く十三夜”
別に吉井和哉が後悔しているのだろうなんて思ってはいないよ。
もう戻らない、戻れないと思い定めたからこそ、
新たな道が開けているのだろうし。
『ちゃんと音楽と向き合ってさえいれば、
ファンはちゃんと見ています。やめたくなっても、
誰かに騙されるようなことがあっても、
ファンは絶対離れないですから。』
『音楽に嘘をつかない』吉井和哉を信じていますよ。
ファンを信じていてくれているのだなあと
その事が本当に嬉しかった。
吉井和哉は今、しばしの休養中らしいけれど、
どうぞじっくり充電して、吉井和哉ならではの、
新曲を生み出して下さい。待っています。
その前にどうぞ《一刻も早く》
レミオロメンの皆さんと飲みに行けますように☆