「母いすゞ」MVを観た。
『光る煮物』の謎は、解けなかった。
ミニアルバムが発表されて歌詞カードを見るまでは、
判らない予感がする(笑)
《Twitterで教えて貰いました!
“光る煮物の芋(ノ―ノ―モー)”
「つやつやの芋煮」のことだそうです♪》
これまで耳にしていた歌詞から、
もしかしたら吉井和哉orヒーセの白い割烹着姿が
拝めるのじゃないか等と妄想していたので、
正直、このお洒落な若い子達の映像に驚いた。
とっても格好イイ。
どこか懐かしいような、それでいて古めかしくは無く
無国籍なような不思議な感覚を覚える曲だ。
現代の若者達の刹那的に享楽を浪費する様々な場面が
描かれていたけれど、この曲は、
時代が新しいとか古いとかでは全然なくて、
とても普遍的なものが歌われているのだと感じた。
最後の最後の歌詞に尽きるのだと思う。
私だったらこの子達に、
『もっと身体の事を考えなさい。
自分を大事にしなきゃ駄目!』って口煩く言って
疎ましがられるのだろう。
けれど、きっといすゞ母さんは、どっしり
全てをありのまま受け止めるのだろうね。
MVの最後の場面で、離れて暮らす息子にも、
「会話がない」次女にも、歌われてはいない長女にも、
いすゞ母さんの生きざま、子への想いが、
ちゃんと伝っているのだろうと思えて、
じんと来て仕舞った。
切ないと愛しいが一緒になったような
そういう気持ちがこみ上げて来た。
このMVが音楽番組でどんどん流れて、
吉井和哉に馴染みのなかった人達の
目や耳に届いてくれたらと願う。
今を生きる若さ真っ只中の人達には、
この「母いすゞ」は、どのように響くのだろう。
とても興味深い。
- アーティスト: 吉井和哉
- 出版社/メーカー: EMI Records Japan
- 発売日: 2011/11/16
- メディア: CD
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